クリーンエネルギーである電気をどのように発電し、送電、蓄積し利用していくか
ということがエネルギー政策にとって重要な課題です。個人の家で電気を作り、
それを売ったり買ったりする場合にどのような電力システムにすべきか、発電所を
どのように運転したら無駄をなくすことができるかなどを研究しています。
また、ロボットや自動車などのシステムは、コンピュータを使用してインテリジェント
に制御することが求められます。周りの状況を自動的に的確に認識し安全に効率的に
動作するための自律移動・飛行ロボットの研究、人間との親和性を重視したコミュニ
ケーションロボットの研究を行っています。
携帯電話やインターネットが急速に普及して、通信・情報技術は今まで以上に我々の 生活に欠くことのできない存在になっています。さらにOFDMやMIMO、高周波数帯など の新しい通信技術の導入で今現在も弛まない進化を続けています。遠く離れた相手に 音声や映像などの様々な情報を場所や時間を意識せずに安全に伝えたい。 そのためには、どこからでも通信が行えるようにするにはどうしたらよいか、情報の 誤りをどうしたら検出・訂正できるか、情報の安全をどのように確保するかなど、 更に 便利にするために解決しなければならない問題がたくさんあります。 一方、私たちの生活のすみずみまで入ったコンピュータとその中の莫大なディジタル 情報をいかにコンパクトに圧縮するかということも重要な課題です。音声・映像分野 では分析、合成、認識といった研究が大きく進展し、高機能・大規模化が進むLSI 技術と融合して更なる発展が期待されています。
持続可能であって生活をより豊かにできる技術革新をめざし、モノの基本に立ち返った 材料・エレクトロニクスの研究を行っています。成熟したIT時代の今は技術の大変化 点でもあります。世界を結ぶ都市・社会インフラ、ヘルスケア・医療、或いは環境・ 農業などにて電子工学の新たな応用が求められており、これにデバイスとシステムの 両面から取り組んでいます。デバイス面では、次世代化合物系薄膜太陽電池の開発、 カーボンナノチューブの作製とその素子応用、超低消費電力かつ高性能な新規回路の 開発、電荷とスピンの両方を活用する素子の応用、センサ領域拡大と処理方法の研究 等を行っています。システム面では、将来の高速大容量フォトニックネットワークの 構築に不可欠な、高繰返し超短光パルス発生器の開発や、超高速光情報伝送・処理 システムに関する研究等を行っています。