東京理科大学 工学部 電気工学科
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電気工学科の学び

カリキュラム/資格についてCURRICULUM/LICENSE

カリキュラム

 電気工学科の授業は大きく分けて、通信・情報、エネルギー・制御、材料・エレクトロニクスの3つの分野から構成されます。これらの3分野は電気という共通の物理現象でつながっているだけではなく、自動車、電気製品に代表される工業製品、生産システムや社会システムのなかで相互に密接な関係でつながっています。また、電気工学科では実験と実習を重視しており、単に知識を与える授業ではなく、考える力、ものを分析しデザインする力、創造する力を養う授業に力を入れています。4年生の卒業研究ではこれらの能力に磨きをかけると共に、研究能力、表現能力などを養うことに力点が置かれます。
 つまり、4年間を通して、いわばソフトウェアとハードウェアの両方を駆使してさまざまな問題を解決できる能力を育成することを目指しています。
 当学科の卒業生が社会に出て実力を発揮し、その結果として就職率が大変良いのもこのような授業による教育の積み重ねによるものではないかと考えています。

電気工学科科目系統図



資格について

当学科は下記の資格に関し,認定校になっています。
  • 電気主任技術者
  • 電気通信主任技術者
  • 無線従事者:第一級陸上特殊無線技士、第三級海上特殊無線技士
電気主任技術者
 電気工作物の工事、維持および運用に関する保安の監督を行うことのできる資格で、電気事業者と自家用電気工作物の設置者は、この資格を持つ者の中から主任技術者を選任しなければなりません。この資格には取り扱う電気工作物の規模(電圧)によって、すべての電気工作物が対象となる第1種を筆頭に3つの区分が定められており、第1種は大学で所定の科目を修得した後に5年、第2種は3年、第3種は1年の実務経験が必要です。
電気通信主任技術者
 事業用電気通信設備の工事、維持および運用に関する監督を行うことのできる資格で、電気通信事業者はその事業用電気通信設備を直接に管理する事業場ごとに選任しなければなりません。資格者証には伝送交換主任技術者資格者証と線路主任技術者資格者証の2つがあります。所定の科目を修得すると、申請により試験科目のうち「電気通信システム」が免除されます。
無線従事者:
第一級陸上特殊無線技士、第三級海上特殊無線技士
 電磁波を媒体とする通信、いわゆる無線通信に従事する人のことを無線従事者と呼びます。資格はアマチュア無線、陸上無線、航空無線、海上(特殊)無線、総合無線などに区分され、さらにそれぞれが3~4階級に細分化されています。そのため資格の種類は全部で23にのぼり、取得した資格によって活躍の場も実に多彩です。当電気工学科では、第一級陸上特殊無線技士および第三級海上特殊無線技士について、所定の科目を履修することにより資格が得られます。なお、無線従事者として一定の実務経験を積むと中学校の「職業」、高等学校の「工業」などの教員免許状を取得することもできます。