B-2 Qメーターの測定限界について

行程1,2における電荷量の和と行程3,4における電荷量の和は、磁束の変化2φの間に通過した電荷量であり二つの値は等しいはずであるが、精度切り換えをLowレンジにすると左図のように顕著に違いが現れる。これはQメータにおける積分回路の有限のオフセット値に起因するもので、行程1,2と行程3,4の値の平均をとってしまえば相殺されることがわかっている。実際、問題になっているLowレンジににおける二つの値は、右図にあるように、二つの値に違いが現れないHighレンジのデータ点の上下にほぼ同じ値ずれていることが読み取れる。

Q-i グラフ (Fe)1 精度誤差の検証2