脳や神経を持たない植物が、いかにして環境からの情報を統御・判断・記憶・出力しているのか?

本研究領域について

植物独自の環境応答統御システムの本質に迫る

生存に適した環境を求めて移動する動物に対し、移動しない植物は多様な環境変動に迅速に対応するために、柔軟かつ合理的な環境応答システムを備えています。しかし、脳や神経を持たない植物が、いかにして環境からの情報を統御・判断・記憶・出力しているのでしょうか?

本領域は、この生物学の歴史に長く横たわってきた深遠な問題の解決に挑戦します。植物は、細胞群や組織に制御システムを分散させて自律的な環境応答を行ないつつ、それらの情報を全身的な情報伝達系により統御する「自律分散型環境応答統御システム」を進化させました。この局所的かつ自律的な環境応答システムを構成する、動物とは全く異なる長距離シグナル伝達システム、およびそれらの情報を時空間的にキャッシュするためのクロマチン修飾による環境記憶システムの解明を通じて、環境に応じた植物特有の可塑的成長のしくみを理解することを目標とします。

NEWS & TOPICS

2016-6-8
白須班の論文が、Genome Biology and Evolutionに、総説論文がAnnu Rev Plant Biol.に発表されました。
2016-6-2
福田班の論文が、Plant Cellに発表され、特集されました。
2016-5-27
2016年5月26日(木)~5月27日(金)の日程で、第3回領域会議・テクニカルセミナーが東大弥生講堂一条ホールで開催されました。
2016-5-18
公募研究班ページを追加しました。
2016-5-6
杉本班の総説論文がDevelopmentに発表されました。
2016-4-15
白須班のメンバーであり、環境資源科学研究センター所属の豊岡公徳、佐藤繭子、吉田聡子、Songkui Cuiらの作品「魔女の草、ストライガ」が文部科学省主催、科学技術団体連合共催『第10回 科学技術の「美」パネル展』で優秀作品に選ばれ表彰されました。
2016-4-4
白須賢が、連携先のSainsbury Labooratory(イギリス)で研究セミナーを開催しました。
2016-4-6
松永班の論文が、Developmentに発表されました。
2016-3-11
3月15日、夜20時35分過ぎから、文化放送「オトナカレッジ」において松永班の開発技術「TOMEI」が紹介されました。
2016-3-7 ,8
第2回領域会議(東京大学)が開催されました。