脳や神経を持たない植物が、いかにして環境からの情報を統御・判断・記憶・出力しているのか?

本研究領域について

植物独自の環境応答統御システムの本質に迫る

生存に適した環境を求めて移動する動物に対し、移動しない植物は多様な環境変動に迅速に対応するために、柔軟かつ合理的な環境応答システムを備えています。しかし、脳や神経を持たない植物が、いかにして環境からの情報を統御・判断・記憶・出力しているのでしょうか?

本領域は、この生物学の歴史に長く横たわってきた深遠な問題の解決に挑戦します。植物は、細胞群や組織に制御システムを分散させて自律的な環境応答を行ないつつ、それらの情報を全身的な情報伝達系により統御する「自律分散型環境応答統御システム」を進化させました。この局所的かつ自律的な環境応答システムを構成する、動物とは全く異なる長距離シグナル伝達システム、およびそれらの情報を時空間的にキャッシュするためのクロマチン修飾による環境記憶システムの解明を通じて、環境に応じた植物特有の可塑的成長のしくみを理解することを目標とします。

NEWS & TOPICS

2016-11-30
本領域のニュースレター第3号 Plant Environmental Signaling Vol.3 をアップしました。
2016-11-16
2016年11月16日、東京理科大学において共催シンポジウム International Symposium on Nuclear Dynamics in Plantsが開催されました。
2016-11-14
2017年2月27日-28日、理化学研究所において共催シンポジウム International Symposium on Environmental Stress Adaptation and Memory in Plantsが開催されます。
2016-11-12
2016年11月12日に、本領域主催のアウトリーチ活動として「植物大解剖! 最先端植物研究体験」を名古屋大学で行いました。詳しくはこちら をご覧ください。
2016-10-6
松永班の論文が、J. Exp. Bot.に発表され、プレスリリースされました。
詳しくはこちら をご覧ください。
2016-9-27
川崎班の論文が、EMBO J.に発表され、プレスリリースされました。
2016-9-26
打田班の論文が、Current Biologyに発表され、プレスリリースされました。
2016-9-6
藤井班の論文が、Plant Cell Physiol.、および、Nature Plantsに発表されました。
2016-9-2
Buzas Groupの論文が、Genes and Genetics Systemsに発表されました。
2016-08-08
福田班の論文が、Nature Communicationsに発表され、プレスリリースされました。
論文の内容を注目の論文No.5としてアップしました。
2016-08-05
白須班の論文が発表され、Plant Cell.表紙を飾りました。