講演者 | 石村 直之 氏(中央大学 商学部) |
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講演題目 | COVID-19の感染症流行に対する保険の設計について--- Cramér-Lundberg モデルの適用 |
日時 | 令和7年1月27日(月)14:00--16:15 |
場所 | 東京理科大学 神楽坂キャンパス 森戸記念館 第 3 会議室&オンライン(Zoom) https://www.tus.ac.jp/info/access/kagcamp.html https://www.tus.ac.jp/info/campus/kagurazaka.html |
講演概要 [PDF] | 感染症流行は,近年の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による世界的な混乱からも分かるように,社会生活に未曽有の危機をもたらす場合がある.このような混乱に対しては,感染症のリスクに適切に即した保険商品が求められる.感染症のリスクに対応した保険商品が存在すると,感染による経済的損失を少なくともある程度は補償することが可能となるからである.一方で,感染症の長期化に伴い,保険請求のリスクや支払いリスクが増大する可能性も考えられる.すなわち保険会社にとり,提供する保険商品のリスクを適切に評価することが必要不可欠となる. 本講演では,感染症に対する保険のリスクを計測し予測を行うために,簡便で実用的なモデルを用い,幅広く標準化された保険商品が設計可能となることを目標とする.Andres Mauricio Molina Barreto(慶応大学),岡浩一郎(中央大学)との共同研究である. 参考文献:https://doi.org/10.1142/S2661335224500151 |